愚か者が吹く笛の音に雲が笑う

愚か者が漏らす戯言

共謀罪について

日本ではテロ等準備罪という呼称になっているのかな!?

所謂、共謀罪

共謀罪と呼ぶ事に異を唱える方も散見されるけど、私は共謀罪でいいと思う。

何故なら、国際社会からの要求が共謀罪であるから。

正直、テロ対策を前面に押し出す事で、その正当性を過剰に上乗せしようとする事は、ある意味、卑怯な様にも思う。

正々堂々と共謀罪で議論すべきじゃないのかな。

こんな事を言うと、私は共謀罪に反対するかの様だけど、どちらかと言うと私は賛成。

勿論、個人という立場から考えると、共謀罪なんて無い方がいいに決まっている。

わざわざ個人の自由が制限される危険性を高めるなんて嫌だよね。

でも、グローバル化が進んだ事により、国際犯罪への対策として国際的な協調が求められてきているのではないか。

加えて日本が置かれている状況を踏まえて考えると、国際社会からの共謀罪に相当する法律の整備をしろとの要求には応じざるを得ないと考えます。

共謀罪に反対している方の中には、何でもかんでも国際社会の要求に応じる必要はないと言う方もいるでしょう。

それはその通り。

そして国際社会の取り組み方が必ずしも正解とは限らないだろう。

だから日本は日本で独自の対策をしたっていいじゃないか。

それも通常は、その通り。

しかし国際犯罪への対策という事になると、足並みを揃える必要があると思うんだよね。

その対策が正解かどうかは二の次。

国際犯罪対策として共謀罪が必ずしも適切であるとは限らない。

しかし足並みが揃わない事で、結局は犯罪者の利となり、被害者が泣きを見る事になる。

だから先ず、足並みを揃える。

そして足並みを揃える事で明確になるものもあると思うんだよね。

国際犯罪対策として共謀罪にどれ程の効果があるのか。

日本が協調しなければ、日本の所為にされるだけになってしまい、本当の問題点が埋もれてしまうと思うんだ。

そして、その様な不協和音も犯罪者の利となり、被害者に負担がのしかかる事になるだろう。

だから先ず、足並みを揃えて情報を共有する。

そこから足並みを揃えて問題点を洗い出し、足並みを揃えて改善をしていかないと、国際犯罪に対して有効な対策にする事は出来ないと思うのです。

そして現状、先進国では日本にだけ共謀罪がない。

その事が国際犯罪の抜け道として利用されていたりもするんだよね。

テロリストからすると、テロの標的にするよりも利用価値の方が高いのかもしれない。

だとするならば、共謀罪を設ける事はテロの標的にされてしまう確率を高める事にもなるだろう。

でも、日本さえ安全であれば、海外が危険に晒されても構わないの?

日本の自由を守る為なら、海外に犠牲を強いても構わないの?

私はそうは思わない。

日本が犯罪の抜け道として利用されているのに、何もしない訳にはいかないと思う。

それも足並みを揃えようというのであれば、そうするしかないのではないか。

恐らく、今後もテロ等、国際犯罪による被害が無くなる事はないだろう。

日本が協調を拒めば、いずれは被害者の憎悪の矛先が日本に向けられる事にもなりかねない。

それで本当に日本の為になるのか。

結局は、それもまた日本を危険にするだけだと思うんだよね。

確かに、共謀罪が何処まで効果的なのか疑問もあるだろう。

現状、すでに様々な問題も指摘されている。

それでも、先ずは足並みを揃える事が必要だと思うです。

例え共謀罪という手段に間違いがあったとしても、足並みを揃えてその間違いに気付かなければ有効な対策とはならないだろう。

日本だけが抜け駆けをしても意味は無いんだよね。

だから先ずは国際社会からの要求に応じ、国際犯罪対策として共謀罪の導入をする。

それから対策の情報を共有するだけでなく、対策の問題点も共有していく。

そうやって皆が一丸となって改善していく事で、国際犯罪に対する有効な対策にする事が出来るのではないか。

それが国際犯罪対策と個人の自由という面でバランスを取る事に繋がり、社会をより良くしていけるのでは、と。

そんな風に私は思うのです。